ジュエリーブランド「Bijoude」のCM「スリリングな輝き」編に、KinKi Kidsが新曲「The Red Light」をひっさげて出演します。ファンの間では、すでにどこで手に入るのか争奪戦が始まっているようです。ただし、このブランドの会社、ちょっとくせ者かもしれません。

25周年の同社が、20周年のKinkiを採用

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6/1から、CMは放映されるようで、25周年を迎える同社がCDデビュー20周年を迎える2人を初のジュエリーブランドのキャラクターとして起用しました。まるで映画のワンシーンのようなスタイリッシュな内容に仕上がったようです。

販売している会社はどこなの?

ジュエリーを販売するのは、株式会社Reboot(旧ジェムケリー)1992年設立の宝飾品製造・小売業者。創業当初は、呉服の訪問販売を主体として成長。その後、宝飾部門を設立。自社でデザイン、制作工房、直販ショップまで一気通貫の垂直統合型のスタイルが特徴。

2010年4月 彩冷えるのヴォーカル葵が陣内智則出演のCMソングを書きおろす。

2011年 ナイトメアとのコラボレーションを発表すると同時にTVCMにも起用

2011年11月 東京港区にジェムケリー青山店と東京営業本部を開設。

2014年10月1日  株式会社Rebootに商号変更。

2015年12月1日 亀梨和也をBijoudeイメージキャラクターに採用

そして、今回のKinKi KidsのCM採用に至ったわけです。

社名の変更と、業務停止命令

この会社、しつこい販売で、業務停止命令を受けています。そのイメージを払拭するためか、社名を変更しているようです。

違反の内容は次の通り、「勧誘目的の不明示」「再勧誘」「公衆の出入りしない場所での勧誘」「迷惑勧誘」。5年前にこれで6ヶ月の業務停止命令をうけています。

抽選のキャンペーンを携帯サイトなどで実施。応募者に電話をかけまくり、 「プレゼントを取りに来て」などと巧妙に誘い出し、執拗な勧誘を行っていました。

100万円もする宝石を勧められ「買えない」と断ると上司が現れて値下げや分割払いを示し、なおも断ると別の商品を勧めて長時間食い下がる、などの手口を繰り返し、年100件以上の トラブル相談が全国の消費生活センターに寄せられていました。

社名が変わって、中身は変わったのか

強引な販売をしてきたイメージを払拭するためか、社名を変更していますが、反省して中身がかわったかどうかは分かりません。代表者は、以前と同じ人です。

Kinkiファンが、CMにあやかって、同社のジュエリーに手をだし、高額な商品を半ば押し売りされたりすることがないことを祈ります。CM制作に相当のお金を投資しているわけですから、販売攻勢もそれなりに厳しい物があると思います。

KinKi Kidsの顔に泥を塗ることだけは避けて欲しいですね