マジンガーZは、永井豪の原作漫画、原作者を共にする東映動画制作のテレビアニメシリーズ。後生のロボットアニメはすべて、このマジンガーZに影響を受けているといわれています。そのマジンガーZが、来年1月13日に、スクリーンに返ってくることが、公式サイトで告知されました。リアルタイムで見ていた人、初めて見る人、マジンガーZとはどんなものだったのでしょうか。再確認してみましょう。

マジンガーZのあらすじ

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天才科学者「兜十蔵」博士は世界征服を企むドクターヘルから地球を守る為に「神にも悪魔にもなれる」能力を秘めた超合金製のスーパーロボット「マジンガーZ」を作り出した。

兜十蔵博士はドクターヘルの攻撃によって亡くなってしまったが、彼が作った無敵のロボットマジンガーZは孫の「兜甲児」に託され、兜甲児はDr.ヘルとDr.ヘルが作り出した機械獣軍団の野望を打ち砕くためにマジンガーZで戦う決意を固める。

この頃の作品のお決まりで、敵となる悪が明確になっています。ドクターヘルがそれで、名前にドクターと付くように、天才科学者であり、地中海バードス島で古代ミケーネのロボット兵器を発掘し、機械獣として再生して世界征服を狙った。御年72歳。

マジンガーZは、普段は、プールでカモフラージュされた、地底に保管されていて、出動のときにプールが開いてマジンガーZがせり上がってくる構造になっています。建設会社の前田建設が実際に施工すると仮定して見積もりをつくったところ、工期6年5ヶ月 工事費用72億円かかると算出されました。

マジンガーZに乗るには、ホバーパイルダーというヘリコプターの一種で、頭部の格納部分に接続しなければなりません。格納時には、両翼が折りたたまれてマジンガーZと合体します。当初構想では、バイクから合体するという案もあったようですが、仮面ライダーとかぶることから、ヘリコプターに変わったと言われています。

アニメの方は日本で視聴率が最高30%を超える大ヒットを果たした後、日本以外でも放映され、視聴率80%を稼いだスペインやイタリアなどヨーロッパを初めとして世界各国で人気を博しています。スペインにはマジンガーZの像があります。

後続作品への影響

ロボットに数々の超兵器を内蔵させること、飛行用パーツ・ジェットスクランダーの登場。新兵器の追加や弱点の克服といった描写、女性型など類似ロボットの登場など、後続のロボットアニメ作品で多用されることになる要素を、数多く生み出しました。

後年の作品では当たり前となった補給やメンテナンスなどの後方支援が本格的に描かれたのも、本作の光子力研究所が最初です。

ロボットの配色にも影響をあたえ、「上腕と腹と大腿部が白」の配色は、マジンガーZとは関係のない作品にも見ることができます。

新作はどんな作品なんだろう

公式サイトには以下のような文章があがっています。

あれから10年ー。新たな運命が人類を待ち受ける

Dr.ヘルとの闘いを終え、マジンガーZのおかげで平和を取り戻した。しかし10年後、富士山の地中に新たな脅威が待ち受ける。要約するとこうなります。

それは、Dr.ヘルを超える脅威なのでしょうか? 少年時代のワクワク感が再来します。